どうも!こんにちは!越前Noobのゆーたです。
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自称ノット研究家の越前Noobゆーたです。笑
ここ最近はずっとノット検証ばかりやってきました。
PEラインとリーダーの結束から始まり、リーダーとサルカンの結束・・・等々。
PE0.5号~PE6号まで専用の測定器を用いてひたすら研究しまくりました!!
そして次にたどり着いたのが・・・
そう。PEライン同士の結束方法で最強を決めましょうw
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検証に使用するPEライン+スペーサーライン
今回検証するPEライン同士の結束では、
- メインライン・・・PE6号
- スペーサーライン・・・PE12号
の使用を想定し検証します!
使用するPEラインはコチラ!
SUNLINE SIGLON PEx8 6号と12号です!
PEとPEの結束で最強を決める!エントリーノット!
今回、PEライン同士の結束方法を調べた結果。以下の4つのノットが候補に挙がりました!
- 電車結び
- FGノット
- PRノット
- ビミニツイスト×ループtoループ
電車結び
最もポピュラーな結束方法で、左右にユニノットのような結びコブを作り、コブ同士を連結させて結束します。
今回は左右10回ずつ輪っかに通して結束しました!結束後はプライヤーで増し締めしてあります。
FGノット
リーダーとPEとの結束では一番有名と言えるのではないでしょうか・・・!!
知る人ぞ知るFGノットです!!
PEライン同士の結束でもFGノットで結束されている方は多く、そもそも何回編み込めば強度が一番強いのかを先に検証する必要があります・・・苦
- 編み込み回数を10セット、15セット、20セットの3種類を用意。
- それぞれ測定しどの編み込み回数が一番強いかを先に検証。
- その後、一番強かった編み込み回数で検証を行う。
既定回数編み込み後は、ハーフヒッチを10回→ライン切断→ハーフヒッチ5回で結んでいます♪
PRノット
こちらもPEとリーダーの結束において、高強度ノットとしてかなり有名なノットです。
PE同士の結束では一番使われることが多いノットだと思います!!
しかしながら、FGノットと同様に巻き付け回数が不明なので、同じ手順で検証をしていこうと思います。
- 折り返し有のPRノットにて検証。12~14回程最初に巻き付けてから折り返す。
- 折り返し後の巻き付け回数を50回、100回、150回の3種類を用意。
- それぞれを検証してどの巻き付け回数が一番強いかを先に検証。
- その後、一番強かった巻き付け回数で検証を行う。
巻き付け後は10回ハーフヒッチ→ライン切断→5回ハーフヒッチで結んでいます♪
ビミニツイスト×ループtoループ
PEラインにダブルラインと呼ばれる輪っかを作る一番有名な結び方がビミニツイストと言います。
PE6号とPE12号共にビミニツイストで輪っかを作り、作った輪っか同士をそれぞれループさせ、PE12号側の端ラインをPE6号の輪っかに合計5回とおして完成!
ちなみにビミニツイストは、PE6号は40回、PE12号は20回手を回して巻き付けています。
巻き付け後は、どちらの号数も上下に2回ずつハーフヒッチをし、最後に端糸で2本まとめて輪っかを作り10回通してエンドノットしています。
おまけノット
おまけで中間に100LBのナイロンリーダーを入れ、下記ノットを両端に作りました!
- FGノット
- PRノット
この手法をされている方も多いのではないでしょうか??
一度おまけとして検証していこうと思います!
強度はどうやって計測する?~検証方法~
手で引っ張るだけでは何の検証にもならないので、前回同様に専用の測定器と測定台を使用して検証します!
使用する測定器
測定器はもちろんデジタルフォースゲージ×オリジナル測定台を使用。
この測定器は10g単位で測定可能なのでかなり正確に測定することが出来ます!
オリジナル測定台には巻き付け用の治具が付いており、上部にあるハンドルでゆっくりと引っ張ることが可能!!
もちろん、手で引っ張っている訳では無いので、一定スピードで引っ張ることも出来てどのようにノットが切れるかを観察できます!!
測定器と測定台には巻き付ける治具がついており、その治具へラインを巻き付けて検証します!
重ならないように巻き付けることで巻き付け部では切れにくくノットの部分で切れてくれます!
検証方法
検証は下記の流れで行います!
- PE6号の直線強度を3回測定。
- それぞれのエントリーノットを3回測定する。
(FGノットとPRノットは3種類の編込回数を用意してあるので、一番強度が高かった回数を3回測定します) - おまけノットはあくまでおまけなので1回ずつ測定。
- 直線強度を元に結束強度%を計算!結果発表!
PEライン同士なので検証する際は水で濡らして検証していきます!
※濡らし方はフィクションです。
PE同士の結束で最強を決める!~検証スタート~
PEラインの直線強度を測定
PE6号ラインの直線強度から測定!
1回目:34.91kg
2回目:35.03kg
3回目:34.20kg
AVE=34.71kg
ということで、34.71kgを100%として計算!
FGノットを編み込み回数別に検証!
FGノットは編み込み回数が何セットであれば一番強いのか!!
- 編み込み10セット
- 編み込み15セット
- 編み込み20セット
検証開始!
結果は・・・?
- 10セット・・・24.55kg
- 15セット・・・30.35kg
- 20セット・・・25.01kg
15セット編み込みが一番強度が高かったです!
徐々に上がっていくような結果を予想していたので、10セット~20セットまで誤差な気もしますが・・・w
せっかく検証したので15セット編み込みで検証していこうと思います!
PRノットを巻き付け回数別に検証!
続いてPRノットを検証!
PRノットは12~14回程巻き付け、折り返して何回巻き付けるのが一番強いか検証!
- 折り返して50回巻き付け
- 折り返して100回巻き付け
- 折り返して150回巻き付け
上記3つの巻き付け回数で検証開始!
結果は・・・?
- 50回巻き付け・・・32.04kg
- 100回巻き付け・・・30.99kg
- 150回巻き付け・・・37.36kg
いやいや・・・これはバケモノだ・・・笑
直線強度を遥かに超える強度がでてしまいました・・・笑
PRノットは150回巻き付けで検証していこうと思います!
全てのノットを3回検証!
これでようやく主役が出そろいましたので3回ずつ検証していきます!
- 電車結び
- FGノット(編み込み15セット)
- PRノット(12~14回巻き付け、折り返して150回巻き付け)
- ビミニツイスト+ループtoループ
- おまけノット(FGノット、PRノット各1回ずつ)
1本ずつ濡らしながら丁寧に検証していきます!
※試験の様子は、YouTubeチャンネルからご覧いただけます!
さて、、、気になる検証結果は・・・?
PE同士の結束!最強ノットは・・・?~結果発表~
PEライン同士の結束で最強ノットを決める!!
検証結果がこちらです!!
1位はPRノットという結果でした!!
しかもダントツです・・・汗
このPRノットは、PE6号をPE12号へ12~14回程巻き付けて、折り返して150回程巻き付けたPRノットです!
PEラインの直線強度を大きく上回っています・・・。
※上回った理由としては素のラインより延びが圧倒的に少ない?のが恐らく理由なのかなと。
PEはより糸なので、治具に巻き付けている部分は同じ素のラインでも他のラインの伸び具合で若干変わってくるのではと思いました;
2位はFGノットです!
FGノットは15セット編み込みを行ったFGノットです!
PRノットのようにボビンを使わず、手軽に結束できて80%の強度を出せるのは非常にうれしいですね!
なので、FGノットでPE同士を結束する際は、安全を見て
メインライン直線強度の60%以下のドラグ設定
としてもらえばある程度余裕もあるのでは無いかと思いますw
PE6号をFGノットでスペーサーと結束した場合は、約20kg以下のドラグ設定
という感じです!
まぁPEの直線強度もメーカー値は高めに書いてあるのであまりアテになりませんし、PEラインも劣化していくので、最大としてお考え下さい・・・;;
ビミニツイスト+ループtoループは惜しくも3位という結果・・・
ビミニツイストは自分が下手くそなのか、うまい人が結んでもこのくらいの結果なのか分かりませんが、自分が丁寧に結んでもかなりばらつきがあります;;
恐らく、きちんと結べば100%に近い強度は出るのだとは思いますが、結束する手間も増えるので、慣れていない方はFGノットで十分だと思います!
また、おまけノットに関して
今回はPE同士の結束が主の目的だったので、おまけノットはあくまでおまけで検証させて頂きました!
※PRノットのおまけは治具の巻き込み部で切れていましたので恐らく強度は100%だと思います。
両側にFGやPRで結束することでガイド抜けが非常に悪くなってしまいます;;
どうしてもガイドが干渉する側にスペーサーラインのノットの頭部分が来てしまう為、かなり太くなっています!
PE同士で結束する通常のFGノットやPRノットがガイド抜けが良く、強度も十分あるのでそちらをオススメします!
今回はPE同士で最強ノット決定戦をさせて頂きました!
次回もためになる面白い検証をしていこうと思います!
以上!越前Noobゆーたでした!
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