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今回はホビーカヤックのミラージュパスポート12を三か月使用してみてのレビューとメリットデメリットなどを記事にします。
ホビーカヤックを購入してから3ヵ月経ちましたw
動画には出来ていませんが、何気に15回程出艇しております・・・w釣れません。
その上で良い所、悪い所が多々見つかったので発表していきます!
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ホビーカヤック パスポート12のデメリット
最初からメリットの前にデメリットを発表しますw
ホビーカヤック純正パーツが高い
ホビーカヤックの純正パーツがとにかく高いです・・・。
例えば自分のパスポート12のアップグレードパーツとして取り付けたターボフィンキット+バック可能になるMD-180キットで、税抜き71800円(2020年11月現在)もします・・・((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
輸入品の為価格は多少上下しますが、それでも7万円クラスとなるともう1つ手漕ぎカヤックが購入できる勢いです・・・。
その他にも専用のカートであるTRAX2CART等、めちゃくちゃ便利ですが三万円越えです;;
価格が気になる方は代用できるものは代用して必要なの物はホビー純正を選択するのもありです。
ホビー純正パーツはamazonやヤフーショッピング等でも販売しているので、代理店さんの方が安い場合が多いですが一応チェックしてみて下さい(;´Д`)
本体が重い
これは足漕ぎカヤックに乗っている以上仕方がないですね・・・。
自分のパスポート12は本体のみで33kgの重量があります。
国内で購入できる足漕ぎカヤックではモンベルのABS製カヤックのマコ12 インパルスドライブCL(本体+艤装品重量で30kg程度)や10フィートのカヤックである、ホビーのパスポート10やマコ10など短い艇を購入することで重量カットは出来ますが、30kg近い重量は覚悟しておいてください・・・( ^ω^)
ラダーが手動
上位モデルのミラージュコンパスはラダーの上げ下げを手元で操作出来ますが、ミラージュパスポートはラダーの上げ下げを手動で行わなければなりません。
ホビーカヤック パスポート12とコンパスの違いは・・・?
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その為、出艇する際はラダーが海底に接触しない水深でラダーを手で下ろす。港に戻る際は早目にカヤックから降りてラダーが海底に接触する前に手でラダー上げる必要があります。
※出艇する際は出艇後に荷台の後ろにあるラダーを直接手で下ろすことは出来ますが、体制が不安定になります。
ひざ下まで濡れてしまうので手元でラダーを操作できるのに越したことはありません。
余計な機能が無い方がいいという方にとってはプラスになるかもしれませんが・・・w
上位モデルと比べると艤装が必要
上位モデルのミラージュコンパス。最上位モデルにはアウトバックやプロアングラー等のほとんど艤装する必要が無いモデルもありますが、ミラージュパスポート12は多少の艤装を必要とします。
自分の場合は、フラッグを掲げる為の土台取付とハッチ増設を行いました。
取付やコーキングを誤ると水漏れの原因になります。カヤック本体に穴を開けるのが不安という方は上位モデルをオススメします。
先端が凹んでしまう
自分のカヤック特有、もしくは扱いの問題かもしれませんが、船首のハルの部分が凹んでしまいました・・・泣
恐らくカートに乗った状態で地面に下ろすと斜めになり地面と接触する事が原因だと思いますが、見た目上はあまり良く無いですね・・・。
しかしながら機能的にはそこまで問題ないと思うのですが、外観的に気になるのでデメリットとして挙げさせて頂きました。
サイドスキャン等の3Dソナーが取付出来ない
ミラージュパスポート12のスカッパホール内には3Dソナーが取付できません・・・。
どういうことかと言うと最新の魚探には3Dソナーと呼ばれる真下方向ではなく、真横方向にも信号を出すモデルがあります。
3Dソナーは船底から180℃剥き出しの状態で取り付ける必要があり、ミラージュパスポート12はスカッパーホール内に収めて設置することしか出来ない為、3Dソナーが取付出来ません。
船底に剥き出しの状態でも問題無いという方は取付できますが、船底に気を使って扱う必要があります。
どうしてもという方は、ローランス魚探の3Dソナー限定ですが、剥き出しで取付用のスカッパーホールカバーがあります。
SIDESCAN FF PLATE PASSPORT KIT(販売店へ要相談) 引用:Hobie kayak
その他にはスカッパーホールから出すのではなく、トラックマウントに取り付けてカヤックの横から出すタイプもあります。
これに電源をモバイルバッテリー駆動にすることでカヤック本体へ穴あけせずに魚探が使えます。
ホビーカヤック パスポート12へガーミン魚探を取り付け! モバイルバッテリーでON!
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持ち手が不安定+紐が取れた?
ミラージュパスポート12には紐と棒を組み合わせたような簡易的な持ち手がついています。
30kg以上あるカヤックをこの持ち手だけで移動させるのですが、なんせ心許ないです・・・。
砂浜の坂道で、クーラーボックス等の装備が一式乗っている状態で引っ張ると恐らくこの持ち手には30kg以上の荷重がかかっていると思われるので結構不安です。
それと一番初めに出艇した際にこの持ち手の紐が外れて危うくカヤックが坂道を転げ落ちる所でした;;
その時は平坦な道まで来て外れた為大丈夫でした。
これを見ている方でホビーカヤックを購入予定の方は、購入後は持ち手等念入りに確認してください。
ホビーカヤック パスポート12のメリット
先にデメリットをずらずらと書かせて頂きましたが、メリットの方が非常に大きいので、デメリットなんてどうでもいいと思ってしまうかもしれません・・・(*´Д`)
足漕ぎカヤックの中では安い
一番のメリットはやはり価格です。
今までのホビーカヤックで一番安価な足漕ぎモデルはミラージュコンパスの288,000円(税抜)でした。
2019年に新モデルとして誕生したミラージュパスポート10.5は192,000円(税抜)、ミラージュパスポート12は218,000円(税抜)と10フィートモデルは20万円を切っています♪
モンベルの足漕ぎカヤックであるマコシリーズには及ばないものの、
HobieKayakというブランドのフィッシングカヤックをこの価格帯で購入できるのは非常に魅力的です。
安定性が高い+スタンディング用のデッキパッド付き
自分が購入の決め手にもなったメリットです。
シーカヤックを購入する時の条件が立ってキャストできるが第一条件でした。
立ってキャスト出来れば手漕ぎでもなんでもいいと考えていましたが、このミラージュパスポート12は立ってキャストが出来る程安定性の高いカヤックです。
自分の場合波高1m程でも風が吹いて白波さえ立っていなければ立ってキャストしています。(上記の画像の時は波高0.8m程ありました。)
座りながらでも釣りは出来ますが、船酔いしてしまったり気分転換に立って釣りをするとかなりリラックスできるのでオススメです。
なかなか立ってキャストが出来る。と書いてあるカヤックは少ないので貴重なメリットと言えます。
速い+バックが出来る
このミラージュパスポート12は純正の状態ですと、ノーマルのSTフィンと前進しか出来ないミラージュドライブがついています。
ですので、このメリットはノーマルの状態ではなく、あくまでカスタム後のメリットという認識でお願いします。
自分のミラージュパスポート12にはターボフィン+バック可能なMD180度キットを取り付けています。
これにより高速に移動でき、前進後退どちらも可能になります。
プロペラタイプとの移動速度については、最高速で考えると正直プロペラタイプもフィンタイプもどちらも速度は同じかと思います。
ですが、プロペラタイプは常に漕ぎ続けないと進まないのに対し、フィンタイプは限りなく水の抵抗が少なく抑えられるため、間欠に漕いでも十分な速度を維持することが出来ます。
長距離を移動する場合は、プロペラタイプよりフィンタイプの方が断然オススメです。
また、バック(後退)に関して、従来フィンタイプはバックが出来ないモデルでしたが、最近になってバックが出来るフィンタイプのモデルが増えてきました。
フィンタイプでバックが出来るとなると、プロペラタイプよりも多くのメリットがフィンタイプにはあるのでオススメです。
バック(後退)が出来るメリット
- バックでのトローリングが出来る
- エギングやシーバス狙いで磯際等を狙う際に距離を保てる
- 危機回避が出来る
- 場所の維持(ベイトを見つけて通り過ぎても元の場所へ戻れる)
等々。他にも細かいメリットは沢山あります。海は広大なのでバックの重要性は薄いですが、バスフィッシングをやる方や川へも出艇する方はバックは絶対に合った方が良いです。
拡張性がある
ホビーカヤックはミラージュパスポート用に様々な拡張用のアクセサリーが豊富にあります。
後付けの大型ハッチやスタンディング用のバー、バス釣り用のパワーポール等々。その他色々な拡張パーツがそろっています。
自分的には必要最低限の装備が揃っていて後は好みに合わせてカスタマイズしていくというのが1つの魅力だと感じたのでメリットとしてあげました。
マイパスポートには下記のカスタムを施しています。
- センターへ大型ハッチ取付
- フロントへ丸形の8インチハッチを取付
- ターボフィン+バック可能なドライブへアップデート
- セーフティフラッグを取付
- ロッドホルダー+魚探マウント取付
DIY好きな方や艤装してみたい!という方はあえてミラージュパスポートを選ぶというのもありだと思います。
収納性が高い
ミラージュパスポート12は収納性が物凄く高いです。
後部の収納にはシマノのスペーザライト35Lがすっぽり収まります♪
スペーザライト35Lは内寸が80cm近くあるので80cmのブリでも折り曲げずに持って帰ることが出来ます!
出典:HobieKayak
その他前方にも収納があり、こちらに防水バック等を固定しておくことが出来ます!
また、前方後方それぞれ後付けの丸型ハッチが取付可能なので必要に応じてアップグレードすることが可能です!
上位モデルには及ばないものの必要十分なスペースを確保していると思います。
ホビーカヤックパスポート12を3ヵ月乗ってみての感想
ホビーカヤックパスポート12を3ヵ月間、合計15回程のってみての感想を総まとめします!
実際購入した時は重さと大きさでビビりましたwですが、何回か出艇していくうちに扱いには慣れました。
総評としては購入して非常に良かったと思います!
まずそもそも手漕ぎカヤックを購入しようとしている方は、絶対に足漕ぎカヤックをオススメします!
自分の場合は人生初カヤックで、パドリング操作もまともに出来たもんじゃありません・・・w
カヤックに乗ったことが無い人がいきなり海で、しかも1人で出艇となると危険が多すぎます。
その上移動には必要以上の体力を消耗します・・・。
正直足漕ぎでも当初は相当しんどかったイメージがあります。※気になる方は初出艇の動画を参考にしてみてくださいw
釣りには足漕ぎカヤックが良いという力説↓
手漕ぎカヤックは手で漕ぐ為、出来るだけ水抵抗が掛からないスリムなボディをしています。
足漕ぎカヤックの場合は、手の倍以上のパワーがある足で漕ぐ事が出来るので、多少カヤックの幅を広くとることが出来るため、安定性の高いカヤックになります。
安定性とスピードはイコールに出来ない為、手漕ぎカヤックはどうしても安定性に欠けます。
釣りではキャストしたり、魚とファイトしたり、釣った魚を血抜きしたり、荷台のクーラーボックスに入れたりと体制が不安定になる場面が多数あり、すべての場面で片手もしくは両手を使う事が多いです。
その場面場面で、手で踏ん張るということが厳しい状況にある為、安定性は非常に重要です。
パスポート12は立ってキャストできる安定性がある点はとても魅力的です。
広大な海のど真ん中、自分1人だけ好き勝手にキャストしながら釣りが出来るのは最高の贅沢です。
また、足漕ぎドライブがフィンタイプという事で、抵抗が少ないため速度が速く、浅瀬を移動する際も小刻みに漕ぐ事で、水深20cm程のシャローでも進むことが出来ます!プロペラタイプには乗ったことはありませんが、プロペラ駆動にはないメリットの一つだと思います!
その他にもあえて必要最低限の装備しかないパスポート12は、自分で好みにカスタマイズできるのも魅力の一つだと感じました!
良い事をズラズラと書かして頂きましたが、不満点を挙げるとするととりあえず船体が重い点です・・・。
坂になっている砂浜を下って出艇する時は良いですが、カヤックフィッシングから戻ってきて30kg以上のカヤックを引っ張って砂浜を上がるのは相当の筋量と体力を必要とします・・・。
その後の後片付けも非常にめんどくさいです・・・。
筋量や体力に自信のない方は一度知人や友人、もしくは購入予定のカヤックを取り扱っているお店で一度試乗してみることをオススメします!
30kgまでのカヤックだと成人男性であれば扱うことはできる思うので、10フィートモデルのパスポート10.5を検討するのもアリかと思います。
購入を踏みとどまっている方は是非購入して、最高に楽しいカヤックフィッシングライフを満喫して欲しいと思います!
以上!越前Noobゆーたでした!
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